よくあるご質問(FAQ)

Q. PMUの成分を教えてください。

A. PMUの成分は無機炭酸カルシウム(caco3)+PMUポリマー+助剤です。PMU炭酸カルシウム(caco3)は、食品及び医療用グレードです。PMUポリマーは従来のポリオレフィン素材をPMU独自の物理的プロセスで処理した後、その分子鎖は新しいタイプの分解性ポリマーになります。これをPMUポリマーと呼びます。食品グレードの生分解性ポリオレフィンです。助剤とは分散剤、カップリング剤等を含んでいます。この成分配合は企業秘密です。

Q. 内容成分の混合率を教えて下さい。

A. 無機炭酸カルシウム(caco3)は55%~75%です。PMUポリマーは20%~40%。助剤は5%です。

Q. 食品グレードポリマーとMU添加物の組成・成分は何でしょうか?

A. PMU食品グレードのポリマーは有機物質です。従来のポリオレフィン材料がPMU独自の物理合成プロセスで処理され、PMUポリマーと呼ばれる食品グレードの生分解性ポリオレフィンになります。助剤とは分散剤・カップリング剤です。無機と有機を組み合わせるために必要です。

Q. 成分中の食品グレードポリマーは、石油由来と植物由来のどちらでしょうか?

A. PMUポリマーは石油由来です。従来のポリオレフィン素材をPMU独自の特殊な物理的プロセスで処理します。その分子鎖は新しいタイプの分解性ポリマーに拡張されて、食品グレードのポリマーとなります。PMUの分解経路はPLAの分解経路とは異なり嫌気性条件下で分解されます。実施基準は、国際ISO15985です。もしポリマーを植物由来に変更した場合、PLAと同じ分解経路となるため生分解性が損なわれてしまいます。生分解に堆肥施設が必要になってしまい、自然環境下で生分解できない製品になります。

Q.  石油由来のポリマーが含まれるのに「〈無機〉生分解性素材」といえるのでしょうか?

A. PMUは土壌や水中の微生物により分解する素材として、「〈無機〉無機生分解性素材」ということができます。主な成分は無機物の炭酸カルシウムであり、構成成分の半数以上を占めます。国際認証もPMU無機・生分解性素材という名称で認定されています。

Q. PMUが分解するメカニズムを具体的に教えてください。

A. PMUが分解するメカニズムは、嫌気性の環境条件で微生物により行われます。詳しくは、ISO15985-2014で定義されています。主成分の炭酸カルシウム(caco3)は自然由来ものでカルシウム粉に分解されますので、自然由来のものを自然に戻すと言えます。ポリマーと助剤は、水、二酸化炭素、メタンに分解されます。

Q. 生分解性について教えてください。

A. PMUは、生分解性率が90%以上の完全生分解性素材に属します。アメリカの検査機関の検証では、779日間で90.3%分解されました。自然条件の下で779日の分解率が90.3%ですので、およそ865日以内に完全に分解されることを想定しています。

Q. 海中での生分解性について教えてください。

A. 海中での分解に関しては研究機関によるデビデンスはまだご用意できていません。継続的に取り組みを続けています。社内の海水生分解の実験において、PMUフィルムは人の目で観察したレベルでは生分解が行われています。

Q. PMUのMUペレットはカーボンフットプリント認証を取得していますか?

A.  MUペレットはカーボンフットプリント認証を取得しています。MUペレット1kgあたりの「製品開発から出荷まで(cradle-to-gate)」のライフサイクルにおける炭素排出総量は1,435gです。

Q. カーボンフットプリントはどこからの認証ですか?

A. 中国サイバオ研究所(工業情報化部第5電子工学研究所 https://www.ceprei.com/)の認証です。中国の信頼性研究に最初期から取り組んでいる権威ある機関で、工業情報化部直属の産業支援サービス部として国内外の認定を受けた研究所です。毎年15,000以上の企業にサービスを提供し、毎年300,000以上の証明書とテストレポートを発行してる機関です。

Q. PMUを使用した製品を焼却した場合、全てが灰になるというエビデンスはありますか?

A. PMU使用後下記の処分できます。
①焼却。有害物質、有害ガスは排出しません。
②リサイクル。通常のプラスチックのリサイクルシステムを阻害することがなく、混ぜて一緒にリサイクルできます。
③埋めて自然分解。不注意で自然界に廃棄されても環境に悪影響を与えません。時間がたつと共に、木の葉っぱや、土、腐敗物などに包まれて自然分解されます。

Q. PMUに他の樹脂素材等を混合した場合の問題点はありますか?

A. 他の樹脂素材等を混合した製品を作ることも可能です。素材により変わりますので、前もってご希望の素材と配合率などを教えていただければ、PMUの技術者が確認することも可能です。

Q. PMUはどういう特許を取っていますか?

A. PMUに関する特許は2016年~2018年の期間に審査中も含めて62件出願されました。また、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国などでPCT国際特許(世界で30の先進国をカバー)を申請しており、現在では特許の総数は約100件に上っています。


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